どこまでフェルト化すればいいの?

時々SNSで見受けられる疑問です。

確かに、最初の頃はどこまでも小さくなっていってしまって、不安になって自分がこんなもん?と思う仕上がりだと緩かったり、ブワブワだったり。

ニードルフェルトの場合=刺すと固まり小さくなっていく

ハンドメイドフェルトの場合=刺激を与えると固く小さく縮んでいく

この二つの現象は「フェルト化」と言います。

そして

羊毛が薄い(少ない)と縮みやすく小さくなりやすい。

厚いと(多い)と縮みにくく、小さくなりにくい。

という特徴があります。

さらに前回の記事で書いた「羊毛フェルトの良し悪し」では「固いものが良い」とされていることを考えると、

用途によってニードルフェルトはこれ以上小さくならないところまで少しずつ羊毛を加えて刺す→カチカチ

カチカチにするには羊毛を少しずつ加える→刺す→加える→刺すを繰り返していくことで、希望の大きさになったときはカチカチの良しとされるニードルフェルトになります。

しかしながら

これ以上固くならないところ以上に刺すとウチの協会では「崩壊」と言ってますが、繊維が切れてブランブランになってしまうことがあります。こうなる方はすごく少ないと思いますが、それを避けるためにも少しずつ羊毛を加えていくことが大事。

ハンドメイドフェルトは

計算式があります。その計算式は全てのものに当てはまるわけではなく羊毛は種類も多いので目安なのですが、それに合わせて大きさや羊毛の量を決めていきます。

そして

転がす回数、道具の使い分けによってその大きさを目指すのですが、もっと縮む!というところでやめてしまうと穴が空いたり毛玉ができたりしやすく、長く使えるものではなくなります。

羊毛の様子を見ながら(私はこの時羊毛と話してるつもりです笑)どのぐらいの力加減でやればいいかを見極めながら刺激(転がす)を入れていきます。そして、これ以上縮みません。。。というところまでフェルト化を進めます。


とにかく、どこまでフェルト化したらいいの?!と思ったところから更に10分から20分やってみると縮まなくなってくるので、そこで終わりにしてみてください。ニードルの場合は崩壊しないようにご注意を。

この辺、手の感覚がすごく大事です。

なので、オフライン教室が一番わかりやすいのですが、オンラインでも「添削」を上手に組み合わせていただけると「ここまでか!」が分かりやすくなります。一度ここまでかー!がわかると後で作るものも同じように作れるようになれますね。

ぜひ、オンラインベーシッククラスでも添削を利用して作ってみていただけることをおすすめします。



ひつじの学校

羊毛フェルトを学ぶなら (社)日本羊毛フェルト協会の 「ひつじの学校」 羊毛フェルトは ニードルフェルトとハンドメイドフェルト 両方できて羊毛フェルト 初心者から上級者まで楽しめる 教室やワークショップが盛りだくさん さぁ!羊毛フェルトを楽しもう! Japan WoolFelt Association